【医療機器業界の特徴】
成長産業
医療機器業界は、成長産業である!
少子高齢化が進むにつれて、医療機器がもっと必要になる
これから、日本は超高齢化社会・少子化社会に突入していくといわれています。
高齢になるにつれて病気や怪我をする人は多くなるため、社会の高齢化が進むと医療機関を利用する人が増え、医療機器を使用する機会も増加することが想定されます。また、赤ちゃんや子どもも成人に比べて病気になる確率が高いため、産まれてきた赤ちゃんや小さな子どもの命を守るためにも、より良い医療機器が必要になるでしょう。
このように、少子高齢化の未来を見据えると、今後ますます医療機器の開発・製造・流通が盛んになっていくことが予想できます。
最先端技術を積極的に取り入れ、日々進化している
最先端の技術を取り入れることによって医療機器は進化を遂げており、医療現場に多くの変化と改革をもたらしています。
①診断の変化
高精度の医療機器のおかげで、今まで見ることのできなかった部分が見えるようになり、診断が素早く・正確にできるようになっています。例えば、CTで身体の内部構造を3D画像で映すことができるようになったり、内視鏡で消化管の中をリアルタイムで見ることができるようになったことで、今まで見つけられなかった病気を見つけられるようになりました。
②治療の変化
医療機器の進化は、今まで治療ができなかった病気や怪我を治すことを可能にしました。また、難しい治療が簡単に行えるようになったり、身体に大きな傷を残すような治療が小さな傷で済むようになったりと、救えなかった命を救うことや患者さんのQOLの向上にも貢献しています。例えば、カテーテルや内視鏡などの医療機器の進化により、それまで身体の一部を大きく切り開いて行っていた手術を、小さな傷でできるようになりました。
③受診できる場所の変化
医療機器の進化は、患者さんの受診場所の制限を少なくすることにも貢献しています。
昔は都会や大きな病院でしか診断・治療ができなかった病気を近くの診療所で行えるようになったり、治療には入院するしか方法がなかった病気を、自宅でも治療できるようになったりしているのです。具体的には、糖尿病装置の精度が向上し、少量の血液量で検査ができるようになったため、診療所や自宅で検査ができるようになったり、除細動器は自動で電気ショックを与えることができるようになり、AEDとして世の中に普及することで、駅や施設などでも応急処置ができるようになったりしました。
世界から求められている
少子高齢化や最先端技術による日々の進化により、日本の医療機器は日本はもちろん世界中から求められており、国内医療機器市場・世界医療機器市場いずれの推移も右肩上がりで成長しています。