【社員インタビュー】
サクラファインテックジャパン株式会社②
新人開発者の言葉から聞こえてきた、これからの医療機器業界で求められる人材とは?
病理分野をリードするサクラファインテックジャパン株式会社(以下、サクラファインテックジャパンと表記)に、平成29年度に新卒で入社した橋場恵美さん。サクラファインテックジャパンの魅力についてご紹介した前回記事に続いて、今回は「医療機器業界で働くやりがい」や「仕事をしていてワクワクする瞬間」についてお話をしていただきます。
【今回お話を聞いた人】
サクラファインテックジャパン株式会社
開発企画部所属【※肩書は取材時】
橋場恵美さん
理系の4年制大学・農学部・海洋生物科で生物学を学んだ後、平成29年度に新卒で同社に入社。現在は2つのプロジェクトに携わっており、既存製品の改良や新製品の開発のため、日々、改善点の検討をしたり新たな仕様を決めるための実験をしたりしている。
「見えない場所で誰かの力になれること」が働きがいです
――橋場さんはどんなときに、医療機器業界で働く『やりがい』を感じますか?
橋場さん「自分の仕事と患者さんの“つながり”を感じる瞬間です。例えば、ちょっと意外かもしれないのですが“会社の健康診断で胃カメラを見たとき”。ある患者さんが胃カメラで検査して、もし良性か悪性か判断がつかないような腫瘍があった場合、その患者さんの病理診断には、私が担当している医療機器が使われることもあります。私が開発に携わる医療機器は一般的な患者さんの目に触れることはありませんが、間接的に患者さんとつながっていることを思うとき、働きがいを感じます」
病理標本作製に関わる機器は一般人が目にすることは少ないのですが、検診で採取された組織や細胞がそのような機器によって診断に進められていることもあるのです。
『堅い』ではなく『チャレンジング』!180度変わった医療機器業界へのイメージ
――サクラファインテックジャパン入社後、医療機器業界に対するイメージはどのように変化しましたか?
橋場さん「正直にお話をすると、歴史ある企業も存在する医療機器業界に対して、過去の私は“堅苦しさ”や“閉鎖的”といった、ポジティブではないイメージも持っていました。でも実際に飛び込んでみると、新規参入する若いベンチャー企業も多く、とてもチャレンジングで多様な考えが混ざり合う業界だということがわかりました。古くからの技術を大切にしながらも常識にとらわれることなく、これから更に活性化していく業界――そんなふうにイメージが変わりました。」
遺伝子検査やAI…最新技術がこれからの医療機器を支える
――橋場さんが医療業界で働いていてワクワクする瞬間は?
橋場さん「ベンチャー企業が続々と参入する医療機器業界には、遺伝子検査やAIなど最新技術が常に導入されています。サクラファインテックジャパンは私のような新人にも、学会やセミナーに参加する機会を与えてくれるので、最先端の世界に触れることができてとてもワクワクします。変わっていく将来の医療を支え続けていけるよう、これからも常に知識をアップデートさせていきたいです」
大切なのは柔軟性とチャレンジ精神
――ずばり、どんな人が医療機器業界に向いていると思われますか?
橋場さん「私だけかもしれませんが、一昔前までは医療機器業界は“淡々と仕事に取り組む真面目な人”が活躍する印象がありました。しかし、今は違います。医療業界は変化が激しく起きる世界になったため、新しいことに対応できる柔軟な考えやチャレンジ精神を持っている人こそが楽しめる仕事だと思います。
『人の命を救いたい』といった強い使命感や熱い気持ちも、もちろん大切です。でも、最初は医療に興味がなくてもテクノロジーが好きな人なら、仕事にやりがいを感じられるはず。最新技術を活かしてモノづくりをしたいと考えるクリエイティブな発想を持った方が、今後の医療機器業界で求められるのではないかと個人的に考えています」
いかがでしたか?
次回はサクラファインテックジャパンからお届けする最後の記事です。橋場さんが実際にどんなお仕事をしているのか、1日のタイムスケジュールから紐解きます。お楽しみに!
>【社員インタビュー】サクラファインテックジャパン株式会社①
>【社員インタビュー】サクラファインテックジャパン株式会社②
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