【社員インタビュー】
帝人ファーマ株式会社②
10年先の製品化を夢に見て。医療機器業界で治療機器開発に挑戦する開発者が思うこと
医薬品や在宅医療で扱われる装置などを開発している帝人ファーマ株式会社(※以下、帝人ファーマと表記)に、平成26年度に新卒で入社した元原将策さん。
前回の記事では「帝人ファーマの魅力」について語ってもらいました。今回は、医療機器業界で開発者として働くことについてお話をしていただきます。
【今回お話を聞いた人】
帝人ファーマ株式会社 在宅医療企画技術部門 医療技術研究所
元原将策さん
理系の大学院を修士課程まで卒業後、平成26年度に新卒で同社に入社。現在は在宅医療企画技術部門で新たな治療用医療機器の研究開発事業に携わっている。
10年先を見据えた新規医療機器開発のやりがいとは?
――元原さんが医療機器業界で働く中で、『やりがい』を感じる瞬間はありますか?
元原さん「仕事の楽しさを感じる瞬間は日々ありますが、父の事故をきっかけに『自分の技術で誰かの命を助けたい』と、この世界に飛び込んだ自分にとって、仕事のやりがいとは、やはり『自分が開発した製品が医療の現場で使われたとき』初めて感じれると思っているんです。そういった意味で、実はまだ、本当の意味での“やりがい”を味わったことがないんです。今は3つのプロジェクトに関わっていて、それぞれが製品化に向けて実験や検証を繰り返している真っ最中。今はどれかひとつでも製品化され、仲間たちとやりがいを実感できる日を楽しみに頑張っているところです。」
多様な人が混ざり合い、和やかなコミュニケーションが生まれる職場環境
――帝人ファーマに入社後、医療機器業界に対するイメージが変わったことはありましたか?
元原さん「医療機器業界というと、命に関わる仕事なため、入社するまでは、息つく暇もないような過剰な緊張感の中で仕事をされているイメージがありました。しかし、実際は、病気で困っている患者さんを助けたいという志を持った方々が集まっているので、温かい方が多く、普段はとても和やかな雰囲気であったことに良い意味でギャップを感じました。また、社員のみなさんは医工学に精通した方々ばかりかと思っていましたが、大学の出身も化学や薬学、生物などなど……多様な人が互いを尊重し、強みを出し合う、コミュニケーション豊かな雰囲気には驚かされました。」
勉強に終わりはない。大学院生として医療機器に関する法律を学習中
――元原さんが日頃から勉強していることはありますか?
元原さん「僕は工学専攻だったので、帝人ファーマに入社してから医学や生物学、細胞や動物を扱う実験手法について独学で学びました。また最近では、研究開発をマネージメントするうえで知っておくべき法規制の知識について重点的に学んでいるところ。一昨年からは会社から支援をしてもらい、博士課程に進学中です。現役の医師や、行政府の職員、同業界の社員のみなさんと共に様々な医療問題について勉強しています。社内外で濃密な時間を過ごしています。」
人生の大きな“スゴロク”をクリアするその日まで
――現在の元原さんが思い描いている医療機器業界における夢や目標をお聞かせください。
元原さん「先ほどもお話しした通り、やはり自分が開発した医療機器が製品化されることが夢であり、目標です。同僚ともよく話しますが、ひとつでも製品化されたら……人生の大きな“スゴロク”をひとつクリアしたような感覚になると思います。患者さんの力になれる未来を常に頭に思い描きながら……。今は“スゴロク”の途中です。」
いかがでしたか?
「本当の意味での“やりがい”を味わったことがない」という元原さんの飾らない言葉から、新規医療機器開発の難しさや面白さが垣間見えました。
次回は帝人ファーマからお届けする最後の記事。元原さんが日々どんなふうに働いているのか、1日のタイムスケジュールを教えてもらいました。お楽しみに!
>【社員インタビュー】帝人ファーマ株式会社②
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