【医療機器の種類】
内視鏡
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・機器の役割
ビデオスコープを消化管や気管などに挿入し、臓器の内側をテレビモニタで映し出すことにより、目視で病変を見つけ出すための医療機器です。また、内視鏡とともに処置具を用いることにより、ポリープの切除などの治療を行うことも可能です。
・どんなときに使われるのか
内視鏡は、胃腸や肺などに不調が見られるときに内部を検査するために使用する機器です。
検査の部位によって形状が異なるビデオスコープを用います。例えば、食道がんや胃がんには上部消化管内視鏡が、大腸がんには下部消化管内視鏡が、肺がんには気管支鏡が使用されます。
また、近年では、内視鏡下手術が普及しています。
例えば、腹腔(ふくくう)鏡手術では、腹部に数センチ程度の小さな穴を開け、そこから手術専用のビデオスコープで臓器の内側をテレビモニタに映し出し、細い手術器具を挿入して手術を行います。内視鏡を用いて手術をすることで、大きく切開する必要がないため、術後の痛みが軽くて済みます。